マルケ州セニガッリアのワイナリー『マッツォーラ』日本初入荷のご案内です!
マッツォーラはアンコーナの北、海沿いの街セニガッリアにあるワイナリーです。元々ワイン愛好家であった当主のマヌエルは1996年に海から約1kmのカンティーナのある畑を購入し、簡易的な醸造設備で趣味の延長として簡単なバルクワインを造っては友達に振舞っていました。しかし、そうしている何年もの間、高品質のワインをつくってみたいという思いが募っていきます。そして2008年から様々なテストや試行錯誤を重ね、2014年についに自身のワインとしての最初の瓶詰めを行います。彼自身の考えとして、ワインは何よりもブドウ畑の個性を直接表現したものでなければならず、何も手を加えずにあらゆるニュアンスを捉えなければならないという明確な考えがありました。 畑では銅と硫黄のみを使用し、肥料は緑肥・放牧型馬農場の有機肥料を選択し、更にはブドウの絞りカスも畑全体に散布されます。マヌエルはワイナリーを始めてからのこの数十年間で理解した最も重要なことは、まだ発見し、研究し、実験すべきことがたくさんあるということだと言い、新たなアイデアや技術を吸収した上で、この土地ならではのワインを表現することに全力で挑み続けています。
このセニガッリアの街はカステッリ・ディ・イェージやマテリカのようなヴェルディッキオの銘醸地ではありませんが、海に面した街ならではの『海のヴェルディッキオ』という新たなコンセプトを持っています。マヌエルの新たな挑戦を是非お試しください。