FATTORIA DEL TESO

ファットリア・デル・テーソ
トスカーナ州 モンテカルロ
FATTORIA DEL TESOはティレニア海近郊の街ルッカの東にあるモンテカルロ村の生産者です。古代ローマ時代より葡萄の栽培を専門にしてきた土地で、現代のモンテカルロDOCはイタリアでも最小のDOCの一つとなり、トスカーナでも最も古いDOCになります。アブラナ科やマメ科の植物によるフェロモントラップで農薬を使用せず害虫を駆除し、化学肥料等も一切使用せず緑肥のみを土壌の栄養源とする有機農法で15haの葡萄畑を管理しております。モンテカルロのワインメーカーたちは19世紀後半にフランスのシャブリ地区で最新の技術を学び、国際品種の栽培をいち早くイタリアへ持ち帰る事で飛躍し、現代のワイン造りへと継続されています。トスカーナを代表する白ワインの銘醸地です。

MONTECARLO BIANCO 2022

モンテカルロ ビアンコ
品種
トレッビアーノ 30%、ヴェルメンティーノ 30%、ソーヴィニヨンブラン 20%、ピノビアンコ 20%
原産地呼称
DOC Montecarlo Bianco

モンテカルロ
収穫
手摘みにて8月末ごろに収穫。
醸造
ソフトプレス後、コールドセッティング(発酵前に低温にて落ち着かせ、アロマや熟成能力を向上できる技術)。ステンレスタンクにて17℃で発酵。その後、セメントタンクとステンレスタンク併用にて6ヶ月熟成し瓶詰め。その後2ヶ月瓶熟。
淡い黄金色。石灰や石、青りんごの香り。上品さのある熟した梨、桃等の果実のボリュームと甘みを綺麗な酸が支えている。香りでも現れるミネラルの厚みが鼻から抜ける爽快なアロマとなり、酸と旨味が余韻まで続いていく。鯛や鰤などの脂ののっている魚と好相性。Alc13.5%。

VERMENTINO DEL TESO 2022

ヴェルメンティーノ デル テーソ
品種
ヴェルメンティーノ 100%
原産地呼称
IGT Toscana

モンテカルロ
収穫
手摘みにて9月中旬に収穫。
醸造
ソフトプレス後、コールドセッティング(発酵前に低温にて落ち着かせ、アロマや熟成能力を向上できる技術)。ステンレスタンクにて17℃で発酵。その後、ステンレスタンクにて7ヶ月熟成し瓶詰め。その後3ヶ月瓶熟。

年産本数

6000本
石灰やハーブの香りに集中した上品なアロマ。果実味やミネラルはタイトに引き締まっており、立体感がある。酸も果実味も品があり綺麗なので素材をそのまま生かした淡泊な魚のローストや貝類、カラスミとも好相性。Alc13.5%
ジェームスサックリンク 90点(2018)

CHARDONNAY DEL TESO 2021

シャルドネ デル テソ
品種
シャルドネ 100%
原産地呼称
IGT Toscana

モンテカルロ(タッシナイア畑)。粘土砂質土壌。樹齢20年
収穫
手摘みにて9月中旬に収穫。
醸造
ソフトプレス後、12℃で36時間コールドセッティング(発酵前に低温にて落ち着かせ、アロマや熟成能力を向上できる技術)。ステンレスタンクにて17℃で20~25日間発酵。その後、ステンレスタンクにて毎週パトナージュを行いながら澱と共に7ヶ月熟成し瓶詰め。その後3ヶ月瓶熟。
年産本数
8000本
シャルドネはTESOの中でも最も冷涼な場所にある畑(タッシナイア)から収穫されます。その為、夏でも土壌が良好な湿度を保っており、葡萄はゆっくりと成熟することで糖度を超えることなく酸味、アロマ、フレッシュさを維持することができます。バナナやほんのりライチなどのフルーティーなアロマに、ミネラル由来の綺麗な酸とほどよくボリュームのある果実実があります。綺麗な余韻で嫌な引っ掛かりも無いため、好みの有無に関係なく食事にもよりそうシャルドネです。

MONTECARLO ROSSO 2018

モンテカルロ ロッソ
品種
サンジョヴェーゼ 50%、メルロー 30%、シラー 20%
原産地呼称
DOC Montecarlo Rosso

モンテカルロ
収穫
手摘みにて9月頭に収穫。
醸造
28度に温度管理されたステンレスタンクで発酵後、12日間マセラシオン。セメントタンクにて9か月熟成。その後3ヶ月瓶熟。
縁がガーネットがかっており、チェリーやイチゴ、藁、黒糖の香りを感じる。果実味は完熟した赤系・黒系果実が混ざり合い、程よいタンニンがボディを形成し分かりやすい味わい。アタックからフィニッシュまでバランスを崩すことなく綺麗な酸が続いていく。 Alc13.5% ジェームスサックリンク 91点(2017)、ベーレベーネ2021 プレミオ・クアリタ(2018)

MONTECARLO ROSSO RISERVA 2018

モンテカルロ ロッソ リゼルヴァ
品種
サンジョヴェーゼ 50%、メルロー 30%、シラー 10%、プティ・ヴェルド10%
原産地呼称
DOC Montecarlo Rosso Riserva

モンテカルロ
収穫
手摘みにて9月頭に収穫。
醸造
28度に温度管理されたステンレスタンクで発酵後、15日間マセラシオン。ワインの半分をフレンチオークバリック(新樽1/3、2年樽1/3、3年樽1/3)にて12ヶ月熟成。瓶詰め後6ヶ月熟成。
年産本数
2500本
厳選された葡萄のみを使用しリリースされたリセルヴァになります。縁の淡いガーネットでチェリー、ラズベリーに黒糖やバニラのニュアンスのある香りから、ほどけた丸みのあるタンニンと熟した豊富な果実味が広がる。アタックは非常に滑らかですが、アフターに果実のボリュームが現れ、スタンダードキュヴェよりも特徴的な長いサンジョヴェーゼの余韻を楽しめます。Alc.14%

ANFIDIAMANTE 2017

アンフィディアマンテ
品種
プティヴェルド40%、サンジョヴェーゼ 20%、メルロー 20%、シラー 20%
原産地呼称
IGT Toscana

モンテカルロ
醸造
28度に温度管理されたステンレスタンクで発酵後、20日間マセラシオン。フレンチオークバリック(新樽率50%)にて18ヶ月熟成。その後6ヶ月瓶熟。
年産本数
4000本
ワイナリーのトップキュヴェで非常に厳しい選果をしている為、So2の添加量も抑えられています。フレッシュな赤い果実や新樽の香ばしいアロマに、味わいは絹のように滑らかで濃密な果実が広がりエレガント。香りとは別物の上品な葡萄エキスを堪能できます。ANFIDIAMANTE(アンフィディアマンテ)とはルッカの街中にある丸形の主要な歴史的広場を意味しています。