DE QUARTO

デ・クアルト
プーリア州 ターラント県 リッツァーノ
ターラントから東に20Kmのイオニア海岸沿いの街、リッツァーノに位置する家族経営のワイナリーです。古代ギリシャ時代からブドウ栽培が行われてきた歴史あるイオニア海沿岸の地で、5世代にわたりブドウ畑を受け継いできました。現在は4代目のアントニオ・デ・クアルトとその娘のロベルタが中心となり、大量生産が主流のプーリアにおいて「質」に徹底してこだわるワイン造りを行っています。 2004年を機に自然農法へと完全シフトし、ヨーロッパのオーガニック認証を取得。化学肥料や合成農薬を一切使用せず、自然と共生する農業を実践しています。ワインに使用されるのは、海風を受ける約20ヘクタールの自社畑で丁寧に手摘みされた良質なブドウのみです。土壌の表面は、酸化鉄を豊富に含んだ鮮やかな赤色の粘土質土壌「テラ・ロッサ」です。この土壌は、ブドウに凝縮感のある果実味と、力強い色合いを与えます。赤土の下には、古代の海洋生物の残骸からなる柔らかな石灰岩層が広がっています。ブドウの根がこの層まで深く伸びることで、南イタリアの温暖な気候でありながら、ワインに美しい酸と、凛としたミネラル感をもたらします。 また、イオニア海から日中は常に塩気を含んだ海風が吹き抜けます。これが天然の温度調節機能となり、夜間の気温を下げ、ブドウの香りをより華やかでエレガントに引き締めます。この赤土と石灰石、そして海風の三位一体こそが、De Quartoのワインに『力強さの中の優雅さ』を宿す秘密です。 醸造プロセスでは「自然への回帰」を哲学とし、野生酵母による自然発酵を行っています。化学物質の追加は一切行わず、過度なろ過(逆浸透膜など)も排除。自然を敬い、伝統を守り抜く。De Quartoのワインは、流行に左右されない「本物」のプーリアを表現しています。 オーガニックが当たり前になるずっと前から、この土地の個性を信じてきたDe Quarto。それはプーリアの魂そのものです。

FOLIUM 2024

フォリウム
品種
フィアーノ 100%
原産地呼称
I.G.P. フィアーノ・サレント
リッツァーノ。標高10m。粘土質石灰岩土壌。樹齢30年
収穫
8月上旬にフレッシュな状態のブドウを手摘みにて収穫。
醸造
フリーランジュースのみ抽出し、温度管理された状態で野生酵母にて発酵。その後ステンレスタンクで澱と共に6か月熟成し瓶詰め。瓶詰め後数ヵ月 瓶熟。
生産本数
2,000本
ラベルに冠されたフォリウムは、ラテン語で「花びら」を意味します。その名の通り、グラスから溢れ出す華やかなアロマがこのワインの真骨頂です。 輝きのある、濃い麦わらイエロー。メロン、桃、オレンジの皮、そしてジャスミンの甘美な香りが次々と広がります。さらに、海辺の畑ならではの「潮風(ヨード)」や、松脂を思わせる爽やかなニュアンスが複雑さを加えます。口当たりは非常に軽やかでフレッシュ。繊細でスイスイと飲める心地よさがあり、フィニッシュには長く続く豊かなミネラル感と、果実や花の余韻がいつまでも続きます。

KAIRÓS 2024

カイロス
品種
フィアーノ 100%
原産地呼称
I.G.P. フィアーノ・サレント

リッツァーノ。標高10m。粘土質石灰岩土壌。樹齢30年
収穫
厳選されたブドウを9月初旬に樹上で完熟させてから手摘みにて収穫。
醸造
ソフトプレス後、温度管理された状態で野生酵母にて発酵後15日間マセラシオン。その後ステンレスタンクで6か月熟成し瓶詰め。瓶詰め後数ヵ月 瓶熟。
生産本数
2,000本
イオニア海に近い、南向きの石灰質土壌にある専用の特級区画の畑から収穫された厳選されたフィアーノを使用。

CORALLIUM 2024

コラッリウム
品種
プリミティーボ 100%
原産地呼称
I.G.P. ロザート・プリミティーボ・ターランティーノ

リッツァーノ。標高10m。粘土質石灰岩土壌。樹齢12年
収穫
9月初旬に手摘みにて収穫。
醸造
フリーランジュースのみ抽出し、温度管理された状態で野生酵母で発酵後マセラシオン。その後ステンレスタンクで6か月熟成し瓶詰め。瓶詰め後 数ヵ月瓶熟。
生産本数
2,000本
名前の「コラッリウム」とラベルに描かれたイラストは、地中海の美しい赤いサンゴ(コーラル)へのオマージュです。香りは繊細で、ラズベリーやザクロといった小さな赤い果実のアロマに、摘みたての花のような芳しさが重なります。口に含めば、調和のとれた上品な味わいが広がり、生き生きとしたフレッシュさと心地よい塩気が、バランスの取れたフィニッシュへと導いてくれます。海風が育んだ、珊瑚色のプリミティーヴォです。

ALBIRIA 2018

アルビリア
品種
プリミティーボ 100%
原産地呼称
D.O.C.G. プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア・ドルチェ・ナチュラーレ(2011年に制定)

リッツァーノ。標高10m。粘土質石灰岩土壌。樹齢12年
収穫
10月初旬まで樹上で乾燥させ糖度を高めた状態で手摘みにて収穫。
醸造
ソフトプレス後、温度管理された状態で野生酵母で発酵後15日間マセラシオン。その後ステンレスタンクで24か月熟成し瓶詰め。瓶詰め後数ヵ月瓶 熟。
生産本数
2,000本
このワインの名は、1208年にリッツァーノの村を築いたとされるノルマン王タンクレディの娘、アルビリア王女に由来します。外観は、紫がかった濃厚で艶やかなルビーレッド。香りは、チェリーのキャンディやストロベリージャム、干しブドウのような完熟したアロマが広がり、さらにカカオやタバコの複雑なニュアンスが重なります。口当たりは非常に柔らかく、リッチな甘みとフルボディの厚み、そして洗練されたタンニンが調和し、果実の余韻が長く続きます。